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『この戦争はどんな欲目で見ても勝目は絶対にない。しかし、われわれは力のあるかぎり戦わなくてはならない。血の一滴まで戦わなくてはなならない』


太平洋戦争末期の激戦地、硫黄島の総指揮官 栗林忠道中将と2万の日本軍将兵の壮絶な敢闘について、昨年公開されたクリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」で初めて知った方々も多いのではないでしょうか。

太平洋上に浮かぶ小島でありながら、米軍の手に渡ったサイパンと日本本土の中間にあり、本格的な本土への空襲を防ぐための防波堤の役割を担っていた硫黄島。
そこでは、開戦前、米国に、そして、カナダに5年以上滞在し、圧倒的な国力の差を誰よりも理解していた栗林司令官が、その極めて合理的な作戦により、米軍をして「史上最悪の戦闘」と称せられる36日に渡る持久戦の指揮を取っていました。

映画「硫黄島への手紙」や、多くの書籍に記されている栗林司令官の能力の高さや、人間的な魅力についても大変感銘を受けましたが、その中でも、必敗の戦場に赴いた栗林司令官が、なにを目的に最後まで戦い続けたのかということに、最も深く考えさせられました。

仕事においては、どんなに自らが力を尽くそうとも、大きな流れが納得のできない方向に進むことがあります。プロジェクトのゴールに納得できないこと、価値を見出せないことがあります。

最後の最後まで、進むべき道について考え抜き、より良いもの、より正しいと思うものにする努力を続けることが大事だという気持ちに変わりはありませんが、それでも駄目だったとき、どうするのか?

標題の書籍に記される栗林司令官と彼の家族との手紙による交流が、その問いに助言を与えてくれた気がします。

日本に帰る前に、帰国後携わるプロジェクトに対する自分なりの答えが出て、よかった。


モントリオール近郊の公園
モントリオール近郊の公園 冬景色


梯久美子「散るぞ悲しき」(新潮社)



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