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先日のトロント出張の往路は、まさに世界の車窓からといった風情の、旅行気分の鉄道の旅を楽しむことが出来ましたが、体調を崩していた帰路は、結構切ない旅になりました。

7時間のドライブで家族とともにモントリオールに帰るCSAの上司に、ホテルの近くのメトロの駅まで送っていただき、朦朧としつつもメトロを乗り継いで、トロント中央駅(ユニオン駅)に向かいました。
トロント到着時には「相変わらず重厚だなあ」と写真を撮る余裕もあったのですが、今回はひたすら「寒い寒い寒い寒い・・・」。だだっ広くて隙間風が入りまくりの空間が恨めしい・・・。

トロント中央駅
トロント・ユニオン駅

搭乗開始のアナウンスとともに極寒のプラットフォームに上り、国外退去勧告を受けた紛争地の外国民よろしく列車に駆け込み、暖かい客室内でほっと一息。
発車と同時に、客室乗務員が、にこやかな笑顔でランチのメニューを配りに来るのですが、食事は気持ち悪いからパス、と伝えて、バタンキューしました。
7月の記事で書いたように、VIA鉄道の食事は、国際線のエコノミークラスの食事よりもレベルが高く、残念でしたが、仕方がありません。


高熱で意識が落ちたり戻ったりしながら、また波状攻撃で襲ってくる頭痛と格闘すること数時間、いつの間にか列車がなーんにも無いところで止まっているのに気づきました。

こんな感じな
こんな感じのところ

ナイアガラワイン(飲み放題)をガブガブやりながら、完全にパーティーモードになって騒いでいるカナダ人を捕まえて聞いてみたところ、架線のトラブルで列車が止まっているらしい。しかも、もうあたりは薄暗くなっており、雪も舞っているため、いつ直るか分からないとのこと。

彼らに言わせれば、「止まってたら止まってるだけ、ワインが飲めるし、グレートだ!」ということらしいのですが、こっちはそれどころではありません。
仕方が無いので客室乗務員に聞いてみたところ、彼らものんびりしたもので、「まあ、情報が無いので、とりあえず一杯やってくださいよ」
こっちは、体調悪いって言っとろうが!って怒る元気もなく、そうか、そうだよな、こやつらはカナダ人だったよな、となぜか納得してしまいました。

その後しばらく意識を失っていたのですが、次に目を覚ますと、電車は未だ止まっており、乗務員が皆さんとなにやら相談中。
耳をダンボにして聞いてみると、「まあ、電車が動かなかったら、この林を抜けて直線で歩けば15kmくらいで村があるから、それでOK!」などと話している。
おおお、嘘でしょ…ミスター?!

ちょっと待て、こんな体調で15kmも雪の中をズブズブと歩いたら、リアルに違う世界に行ってしまう! っていうか、そんなシリアスな話をワインをグビグビやりながら決めないでよ!と心の中で突っ込みつつ、頭の中では「八甲田山 死の行軍」の情景がフラッシュバック。

八甲田山
映画 八甲田山

こうなったら少しでも体力を稼ぐしかない!と、半ばやけになって、ワインを1杯飲んで眠ったのですが、幸い、トラブルはなんとか解消したようで、目を覚ますとそこはモントリオールの手前、ドーバル空港駅でした。いや、本当に雪中行軍しなくてよかった。雪の中、トラブル処理に当たった方々、ありがとう!

ほぼ飲まず食わずの8時間程の旅、ロシアでお腹を下した後の、サンクトペテルブルグからの帰国フライトを超える、最悪の移動になりました。

ここまできて、こんな伏兵的なイベントがあるとは思いませんでしたが、さすがに来週のカルガリー出張、もう何も無い…ですよね?


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